全国の実在する店舗・施設・法人などのデータを独自に収集・整備し提供するReview(リビュー/大阪・御堂筋本町、藤本茂夫社長)が調べた飲食店の年間開業件数によると、2024年は5万7637件となり、コロナ前(20年)の8万5270件と比較すると約7割だったことがわかった。
また、今年は9月時点で3万6723件で、現時点のペースから試算すると年間着地予想はおよそ5万9000件ほどになるとの見込みを示したが、「年末にかけて大型商業施設の開業や観光需要の波など不確定要素も多く、最終的な数字は上下に変動する可能性がある」とした。
同社では、「出店意欲は回復しつつも、出店コストやリスクを見極める『慎重な時代』に入っている。新規開業の勢いが落ち着く一方で、全国的に既存店のリニューアル・業態転換・ブランド再構築が進んでいる。コロナ禍を経て出店リスクを見極める企業が増え、『拡大』よりも『深化』へと戦略がシフトしているのが特徴」との分析を示した。
同社は今回、全国の飲食店などの「新規開業店舗データ」を月次で提供するサービスも新たに始めた。








