リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研が実施した、素材や味にこだわり比較的高めの価格設定である「グルメバーガー」の調査によると、「グルメバーガー」に出しても良い金額について、関心のある人は「1000円以上2000円未満」が5割を超え、全体で最多だった「1000円未満」(47.3%)と開きがあることが分かった。
今回の調査では、「食べたことがあり、また食べたい」21.4%と「食べたことがあるが、もう食べたくない」4.7%をあわせて「食べたことがある」人は全体の約3割となった。そして、食べた経験のある・なしにかかわらず単純に「食べたい」人は65.0%(「食べたことがなく、食べてみたい」43.7%と「食べたことがあり、また食べたい」21.4%の合計)と関心が高いことがわかった。
一方、価格について「食べたことがある」人の最高額は「1000円以上2000円未満」が61.2%を占め、この価格帯がボリュームゾーンであることが示された。
「グルメバーガー」に出してもよい金額を「全体」と食べた経験のある・なしにかかわらず「食べたいと回答した人」で比べたところ、最も割合が高い価格帯は「全体」で「1000円未満」(47.3%)、「食べたい」人で「1000円以上2000円未満」(51.1%)と違いがあった。また、高価格帯の「3000円以上」は「全体」で2.2%、「食べたい人」で3.0%となり、関心の高さによって出してもよい金額に差が出る結果となった。
「食べたい」人に、「グルメバーガー」を選ぶポイントについて聞いたところ、「バンズ/焼きたて」54.7%、「パテ以外の具材/こだわりのチーズ」54.1%、「パテ/肉の量が多い」50.8%が5割を超えた。同社では「『おいしさ』『素材の量』『食べ応え』を主に重視していることがわかった。ほかにも『パテ/100%ビーフ』45.6%、『パテ以外の具材/自家製ベーコン』43.7%、『パテ以外の具材/オーガニック野菜』32.2%などがランクインしているので、『素材の質の高さ』も重視しているようだ」と分析している。
同調査は5月17~18日、全国の20~60代の男女にインターネットでアンケートを取ったもので、有効回答数は1035件(男性517件、女性518件)だった。