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岩手最古の酒蔵と「一瞬の感動」追求した日本酒ブランド「虹水」立ち上げ! 第1弾は〈翡翠色〉【田村商店】

2025年7月9日 8:45 am

 酒蔵と組んで新たな和酒を企画し卸売りする田村商店(熊本・人吉、伊藤啓社長)は、岩手県最古の酒蔵である菊の司酒造(岩手・雫石、山田栄作社長)と組んで、鮮やかで儚い一瞬の感動を追い求めた新たな日本酒ブランド「虹水(こうすい)」を立ち上げ、その第1弾となる〈虹水 純米吟醸 Imperial Jade(インペリアル ジェイド/翡翠色〉を発売した。

 雨が降った後、澄んだ空気と雫石の清らかな環境が合わさることで空に鮮やかな虹が現れることから、「虹の似合う町」と称される雫石で醸すブランドとして、今後も両社で「虹」をテーマにシリーズ展開していき、その味わいを表現するのに最適な色を選定してボトルやラベルデザインで表現するとともに、商品名は第1弾と同様に色の名前を英名・和名で表していくとしている。

 菊の司酒造は、雫石の空気、水、米の豊かな自然環境から生まれる「雫石テロワール」を大切にしつつ、岩手最古の歴史を持つ蔵元伝統の技と2023年に新設した最新鋭の醸造設備を融合させた酒造りをしている。

 今回の〈虹水 純米吟醸 Imperial Jade(翡翠色)〉の酒米には、岩手最上級の酒造好適米で、高精白に適性を持ち雑味成分が極めて少ない、きれいな味わいが特徴の岩手県産米「結の香」を100%使用。酵母には、2010年に開発され、香り立ちは穏やかで柔らかなやさしい甘みを生み出す吟醸酒に用いられるた岩手県酵母「ゆうこの想い」を採用した。

 「虹水」シリーズ第1弾となる同製品は、ボトルに描かれる岩手山からの天然の伏流水が生み出す爽やかでまろやかな味わいの日本酒。口に含んだ第一印象では赤ぶどうを思わせるコクのある甘味を感じ、次第に押し寄せてくるグレープフルーツ様の爽やかな苦みとシャープな酸味が絶妙のバランスで醸されている。この味わいを自然の美しさを象徴する翡翠色で表現したという。720mlでアルコール分は15%、精米歩合60% 、日本酒度+2。希望小売価格は1650円。