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伝統製法で造った100%アガベのテキーラ〈トレスエレ〉が日本初上陸【AULI】

2025年1月8日 8:42 am

 酒類の輸入卸業を手掛けるAULI(東京・麻布十番、辻尚社長)は、メキシコ・ハリスコ州でつくられる100%アガベのテキーラブランド「3R(トレスエレ)」の正規輸入代理店業務を開始し、1月15日に日本限定の〈3R ANEJO(トレスエレ アネホ)〉(750ml・アルコール分40%/参考税別小売価格1万8000円)を発売する。

 少量の添加物や香料で甘くまろやかに仕上げたテキーラが人気となり、工業化による大量生産に移行する生産者も多い中、「トレスエレ」のテキーラは、添加物を一切使用せず昔ながらの伝統に根差した丁寧な製法で高品質なテキーラをつくり続けている点が特徴となっている。

 原材料には、1700年代から続く伝統的なテキーラ醸造地区であるハリスコ州アマティタン地区の標高1800m以下の低地で栽培されたアガベアスルを100%使用。ミネラルを多く含む土壌で5年から7年かけしっかりと生育したアガベアスルは、ハーバルでふくよかな味わいをもたらすという。

 そのアガベアスルを手作業で収穫し、マンポステリア(石・煉瓦製の釜)で18時間かけ丁寧に蒸し焼きにし、天然酵母を使って3~4日ゆっくり自然発酵させることで素材の味を最大限に引き出す。その後、ステンレス製の単式蒸留器で2回蒸留し、フレンチオーク樽で1年半かけて熟成させ完成となる。

 テイスティングノートでは、香りは「キャラメリゼしたアガベ、自然のままのオーク、わずかなチョコレート」、味わいは「芳醇、なめらかなキャラメル、チョコレート、ラズベリー」となっている。

 メキシコが誇る3つの要素(伝統/デザイン/クラフトマンシップ)を組み合わせてつくり上げたテキーラであることを示すため、日本限定ボトルには、メキシコの職人が一つひとつ手縫いしたレザーを使用。「トレスエレ」のはじまりである創業家の祖父と祖母の愛の逃避行のストーリーが描かれ、手間と時間を惜しまない職人たちの想いと情熱が込められているという。