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チェリーで燻した麦芽使用! ドイツの老舗醸造所が造った新たな燻製ビール発売【昭和貿易】

2023年9月19日 10:07 am

 ドイツビールの輸入卸などを手掛ける昭和貿易(大阪・肥後橋、末野晶彦社長)は9月25日、燻製ビールの元祖といわれるドイツ・バイエルン州バンベルクのヘラー醸造所の新商品〈シュレンケルラ・ヴァイクセル〉を発売する。

 ヘラー醸造所は、燻製(ラオホ)ビールの発祥地であるバンベルクで1678年からビールを醸造している。ラオホとはドイツ語で「煙」を意味し、ヘラー醸造所のビールは麦芽を燻して作られている。

ドイツ・バイエルン州バンベルクにあるヘラー醸造所

 燻製時に使用する薪には、地元フランケンの森から切り出したブナの木を3年間寝かせて乾燥させたものを使用。直火で24時間以上掛けてじっくりと麦芽を燻す過程で煙の香りが移った麦芽は、独特の風味と香りをもたらす。初めて飲むと独特な香りとクセの強さに驚くことも多いが、一度ハマるとやみつきになる魅力を持ったビールで世界中に根強いファンがいるという。

 今回発売する〈シュレンケルラ・ヴァイクセル〉は、上質なチェリーの木で麦芽を乾燥させることで、一般的なブナの木で燻したラオホのスパイシーなモルトとは対照的に、ベリーを思わせるフルーティーで甘いスモークの香りが立つ

 外観は澄んだ赤銅色で、フランケン地方の歴史的な醸造スタイルである「Rotbier(赤いラガー)」を称しており、飲み心地の良いフルボディのビールとなっている。アルコール度数は4.6%で、同社オンラインショップでは500ml×20本を1万3860円で販売する。希望小売価格は1本869円。