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店の混雑状況を地図上にリアルタイム表示!3密予防や直前予約にも!!【VACAN】

2020年5月14日 3:04 pm

 新型コロナウイルスの影響により今後、営業を再開したとしても、3密を避ける消費者心理は続くものと思われる。そんな中、実際に店舗に足を運ばなくても、現在の混雑状況をスマートフォンなどでチェックできるサービス「VACAN(バカン)」が5月末に提供を始める

 バカン(東京・永田町、河野剛進社長)が提供する「VACAN」は、東京駅のグランスタや高島屋、横浜JOINUSなどのレストランフロアで各店舗の混雑状況をデジタルサイネージで一覧として表示するサービスを提供している。今回、街中の飲食店やドラッグストア、小売店向けに、マップ画面上に登録店舗の混雑状況を表示する専用サイトを開発した。混雑状況は、各店舗のホームページやアプリなどに連携して表示することもできる。

 同社は、このサービスは新型コロナの感染防止にも役立つことから、10月31日まで無償で提供することを決めた。店舗の混雑状況をカメラやセンサーを設置してAIとIoTを駆使して自動で判断して表示する自動式のものと、手押し式ボタンの専用端末などを使う手動式のものがあり、無償提供するのは手動式のタイプとなる。

 手動式の端末には、「空」「やや混雑」「満」の三つのボタンがあり、店舗スタッフが、現在の状況に合うボタンを押すとその情報がリアルタイムで専用サイトの地図上に掲載される。また端末を使わなくても、専用サイトの管理画面からも入力できる。

 さらに集客につなげられるように、空いている店舗に利用者がすぐに予約できる機能も搭載。ユーザーがマップ上で空いている店をタップすると、基本情報とホームページのURLなどの店舗情報が表示され、「席キープ」をタップすると、店舗に自動音声の電話が発信され、予約を受けるかどうかを確認する。また、店舗情報には、ソーシャルディスタンス確保や消毒など、どのような新型コロナ対策を取っているかも表示する予定だ。今回、通常は月額2980円(税別・以下同)かかるところを10月末まで無料で提供する。

 一方、カメラやセンサーを設置し、AIとIoTで混雑状況を自動で判別するサービスを利用する場合、店舗の広さやカメラ・センサーの種類によって価格は変動するものの、プランによっては月額数千円から利用できる。

 オプションとして、地下や空中階にある店舗向けに、路面に設置してメニューや店舗情報とともに混雑状況を表示できる32インチのサイネージ看板も用意した。料金は初期費用50万円~・月額5000円。

 このほか、店頭で行列を作らないように、受付番号を店頭のタブレットから発行し、順番が近くなると顧客のスマホに通知を送る「VACAN Noline(バカン ノーライン)」も同時に開発。ipadと整理番号を発行するプリンターなどの設置費用として初期費用20万円と月額1万円かかるところ、10月末までは初期費用15万円・月額無料とする。

 申し込みは専用フォーム(https://www.vacancorp.com/blog/specialsupport)またはメール(contact@vacancorp.com)で受け付けている。