衛生管理をどれだけ徹底していても、食中毒は起こってしまう。厚生労働省の食中毒統計資料速報によると、今年8月1日までに全国で461件の食中毒事故が報告さえれており、夏のみならず1月や2月などの冬期にも多い。
昨今は飲食店が作ったおせちを楽しむ風潮も増えており、製造からお客さんの手元に届くまでにある程度の期間がかかるため、菌の繁殖をできるだけ抑えたいところだ。
植物性の抗菌・鮮度保持製品や消臭剤を手掛ける虎変堂(福岡・古賀、三原由加里社長)は8月20日、おせち・弁当・惣菜向けの抗菌・保鮮シート〈ワサガード抗菌シート(雲龍)〉100枚/袋・20袋/ケース(2,000枚)、100×100mmサイズのみ40袋/ケース(4,000枚)を発売した。
「ワサガード抗菌シート」シリーズは、おせちや弁当の上に1枚のせるだけで、ワサビやカラシの成分で食中毒の原因になる菌の増殖を抑制し、鮮度を保持するという。
〈ワサガード抗菌シート(雲龍)〉の材質は和紙の雲龍紙を使用。高級感のある和紙、雲龍紙独特の風合いが料理を引き立て、燃えるゴミとして捨てられるため分別が不要だ。
シートから食品に味や匂いは移らず、食品添加物で組成されているので安心して使用できる。またフィルムタイプと違い、水分に触れて初めて効果成分を発揮するので、保管時は無臭で取扱いが容易。
サイズも正方形が100×100㎜から6種、長方形160×100㎜と豊富なので、容器にあったシートを使用できる。