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放置で大丈夫⁉ 全自動かき氷ロボが凄すぎる!【New Innovations】

2024年6月19日 8:49 am

 夏といえばビール! はもちろんだが、「かき氷」も外せない重要メニューだ。お客さんにとってはひんやりとしたかき氷は夏らしく暑気払いにもってこいだし、飲食店にとっては利益率のいいアイテム。

 しかし、かき氷は人の手で器を回しながら氷を盛らないといけないため、削っている間は何もできず、注文が立て込むとオペレーションが難しくなってくる。また人手のため、どうしても商品の品質にばらつきが生じてしまう。

 完全無人営業のコーヒースタンド「root C(ルートシー)」を運営するNew Innovations(東京・市場前、中尾渓人社長)は、同社が開発した、かき氷機と連携する全自動調理ロボット〈Kakigori Maker〉幅440×高さ560×奥行460mmの導入により、商品品質の安定や業務効率化、調理トレーニングの時間短縮などが可能になるという。

かき氷機と連携する全自動調理ロボット〈Kakigori Maker〉

 〈Kakigori Maker〉は既存のかき氷機との自動連動により、通常は人の手で盛る必要がある調理工程を全自動化したロボット。ビジョンシステムにより気温や湿度、氷の密度を自動で計算し、氷の盛り具合をリアルタイムに制御し、全9パターンの盛り具合を安定して実現する。

 対応かき氷機は池永鉄工の〈Swan ブロック氷専用氷削機 SI-100S〉で、他社のかき氷機の場合は都度協議となる。また導入価格なども要問い合わせとなる。

 New Innovationsは、「かき氷の調理過程では、削っている間に別の作業をすることができない。また手作業のため氷の盛り方にばらつきが出てしまい、商品の質を安定化できないといった課題があった。〈Kakigori Maker〉によって調理過程を自動化し、均質化した商品の提供と調理時間削減に貢献する」という。

 プロントコーポレーションは、7月6日にオープンする「和カフェ Tsumugi 氷室 南町田グランベリーパーク店」(東京・南町田グランベリーパーク)へ、この〈Kakigori Maker〉を導入する。

《和カフェ Tsumugi 氷室 南町田グランベリーパーク店》

 「和カフェ Tsumugi 氷室」は、こだわりの天然水で作った削り氷を楽しめる夏季限定のポップアップストア。3年目の出店となる今年は、より多くのお客さんに削り氷を体験して欲しいという想いから、ツムギ初の〈Kakigori Maker〉を導入して営業するという。

 同社は、「商品品質の安定や業務効率化などを期待して〈Kakigori Maker〉を導入した。外食産業における人手不足は社会課題となっており、その解決のために今後も新しいことに挑戦していく」とする。