業務用清掃・配膳ロボットを販売するアイグッズ(東京・恵比寿、三木章平社長)は2024年5月、業務用小型清掃ロボット〈RACLEBO slim(ラクリボスリム)〉参考価格16万円の販売を開始した。
〈RACLEBO slim〉は、家庭用清掃ロボットと同サイズの業務用小型清掃ロボット。本体は幅32cm、高さ10cmで、椅子やソファの下、細い廊下も引っかかることなく清掃できるため、通常サイズの業務用清掃ロボットにとっては障害物が多く清掃しにくい施設でもスムーズに稼働する。
ロボットの拠点となるステーションも幅25cm、高さ36cmとコンパクトなため、限られた裏スペースにも設置可能。デザインも高級感があり、店舗スペース内に設置しても悪目立ちしないという。
また清掃範囲を指定するマッピングの精度が家庭用清掃ロボットよりも高く、立ち入り禁止区域に入ってしまったり、清掃ルートの途中で停止してしまうこともない。
壁際0センチまで届く長いブラシで壁ギリギリまで近づき、両サイドのブラシで埃をしっかり掻き取る清掃力と、直径2センチ程度のゴミも吸い取る高い吸引力も特徴。カーペットに絡みついた小さなゴミから、大きめの食べかすまで吸引可能だという。
さらにステーションに戻ると自動で充電&ゴミ吸引を行うため、タンクがいっぱいになるまでは人がゴミを捨てる必要はなく、すぐに本体が稼働できる状態を自動でキープ。また、清掃管理は専用アプリで完結するので予約設定や清掃履歴が確認できる。
同社は「中小飲食店では清掃ロボットの導入を検討しても、価格面や設置スペースが懸念となり、導入が進まないのが現状だ。また、通常の業務用清掃ロボットは背が高く、椅子の下に潜って清掃することができないため、結局は人手が必要になってしまうという課題もある」と指摘。
その上で、「〈RACLEBO slim〉はステーションも小さく、限られたスペースにも設置可能。椅子やソファ席の下も楽に通過できるため、人手不足を解消しながらクリンリネス向上につなげられる」という。