東京都は、福島原発からの処理水放出での風評による水産物への懸念を払拭し、消費を喚起することを目的に、都内のすし店と鮮魚小売店で特定のQRコード決済で支払う場合にポイントを還元する「食べて応援!海の幸キャンペーン」を実施する。期間は10月27日から12月8日で予算上限に達し次第終了となる。
同キャンペーンは、〈au PAY(コード支払い)〉〈d払い〉〈PayPay〉〈楽天ペイ〉のいずれかのQRコード決済を導入している都内の対象店舗で、1会計あたり1000円相当を上限に支払額の30%を還元するもの。キャンペーン期間中の還元上限も累計1000円相当となり、対象の決済サービスごとに還元上限が適用される。
これを受けて都は、同キャンペーンに参加するすし店と鮮魚小売店の募集を始めた。上記決済サービスを導入している都内の店舗で、すし店の場合はすしを提供し、魚介類を使用した料理がメニュー(ドリンク除く)の半数以上を占めることが条件となる。チェーン店の場合は店舗ごとの申請が必要となるが10店舗以上の場合は一括申請できる。
水産物を使った海鮮丼やちらしなど、すしと同種とみなせる料理を主として提供している場合も対象となる。現在、特設サイト(https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/suisan/campaign.html#summary)で参加店舗の募集をしている。受付期間は11月14日までで申請日によって参加できる期間が異なる。参加店舗についても同サイトで決定次第掲載していく。