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油代を70%削減できる油ろ過機を初期費用ゼロで導入可能に! 5年レンタル後に機器譲渡も【サイラット】

2023年9月15日 2:00 pm

 法人向けのさまざまな機器を初期費用ゼロで導入できるスキーム〈ゼロクレール〉サービスなどを手掛けるサイラット(東京・小伝馬町、高橋政偉社長)は、ASPiA社製業務用油ろ過機〈ECOSAS(エコサス)〉https://ecosas-lp.com/を初期費用ゼロで導入でき、5年間のレンタル後は店舗に機器を譲渡するサービスを始めた

 〈ECOSAS〉は、油が高騰する中で「コストを抑えても品質を下げたくない」という飲食業界からの声に対応し、廃油が最大80%減となり、油代を70%削減(同社調べ)しつつクリアな油を使い続けられるという油ろ過機。循環ホースで油を入れ替えるので油に触れることもなく、重い油を持ち上げてフライヤーに戻すといった重労働も必要なくなる。

 具体的な使い方は、ろ過材をセットした〈ECOSAS〉をフライヤーの下に置き、油が汚れてきたら〈ECOSAS〉に油を落とす。〈ECOSAS〉に取り付けた専用の循環ホースをフライヤーに向けスイッチを押すと油が出てくるので、その油でフライヤー内の汚れを洗い流しながら3~5分間、油を循環させると油がきれいになるというもの。

 ホースの先が鉤状になっているためフライヤーにひっかけて、他の仕事をしている間にろ過させることもできる。また、廃油を捨てる際も、循環ホースから一斗缶に直接戻せるので手間がかからない。ろ過剤は80Lろ過すると交換となり、目安としては18L容量のフライヤーの場合、4日目で交換となる。

 コスト削減に加えて環境保護にも貢献できるとして、プレナスが運営する「やよい軒」や「ほっともっと」など大手企業にも導入されているという。今回、この〈ECOSAS〉を中小企業などでも導入しやすくするため、サイラットの〈ゼロクレール〉で取り扱うことになった。

 レンタルは5年契約で、一般的な13~18Lタイプの本体とろ過材で月額2万2000円。一般的なレンタルでは契約終了後に本体は引き取られるが、同サービスの場合、契約終了後に機器は店側に譲渡され、そのまま使用し続けられる。その際のろ過材に関しては、月額1万5000円で提供する仕組みとなっている。