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AIが会話のように受注する「飲食店向け音声接客」の実証実験開始! 多言語対応でおススメ提案も可能!!【AIQ×東芝テック】

2025年2月28日 4:24 pm

 人手不足対策や多言語対応のためにタブレットなどのオーダーシステムを導入している店舗は多いが、お客さんに自ら探して選ぶという負担をかけており、デジタルが苦手なお客さんにとってはマイナスのイメージを与えることもある。

 このような課題を解決するため、独自特許技術「HUMANISE AI」を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するAIQ(アイキュー/東京・飯田橋、渡辺求社長)は、東芝テックと共同で、飲食店向けの音声接客AIサービス「デジタルスタッフ」の実証実験を始めた

サービスのイメージ図

 「HUMANISE AI」は、ヒトの「個性」を解析する独自特許技術「プロファイリングAI」を軸に、さまざまな興味や価値観、ライフスタイルといった「個性」を再現したデジタルクローンを創り出し、顧客体験価値を創出するAI技術。今回、この技術を活用した飲食店向けの音声接客AIサービスを開発した。

 メニューや接客マニュアルを学習した音声対応の「デジタルスタッフ」は、ホールスタッフに代わって会話するように質問い答えたりオーダーを受け付けたりする。メニューの詳細を把握しているので、要望に沿ったおススメなどを伝えることもでき人と同等レベルで対応するという。

 両社はこれにより、店舗スタッフの負担軽減、業務効率化に加え、顧客満足度や再来店率の向上、注文単価のアップを図れるとしている。英語や中国語を含む複数言語に対応し、「がっつりしたもの」といったあいまいな注文やカスタマイズされたオーダーにも柔軟に対応できる。

 今後、東芝テックのPOSシステムやオーダーシステムと連携し、音声での注文がそのままプリンターやキッチンディスプレイなどに共有できる機能を開発し、社会実装を加速させるとしている。