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スマホで質問に答えるだけで小規模事業者持続化補助金の事業計画が完成!【パレットテクノロジーズ】

2023年6月6日 10:12 am

 「小規模事業者持続化補助金」という国の制度をご存じだろうか。小規模事業者や個人事業主が、自社の経営を見つめ直し、事業計画を作成した上で行う販路開拓の取り組みを支援するものだ。

 申請が採択されると、最大で250万円(経費全体の2/3)の補助金を受け取ることができる。補助金は、チラシのデザイン、印刷、発送などの広告費や、店舗改装、新商品開発、展示会出展費用など、幅広い用途で利用することが可能だ。

 一方で、「補助金は欲しいけれど、どうやって事業計画を立てたらいいのか分からない」「この事業計画が補助金の対象になるか分からない」など、申請には心理的・時間的なハードルが高い。

 経営コンサルティングなどを手がけるパレットテクノロジーズ(奈良・奈良、阪本翔太社長)は6月1日、小規模事業者持続化補助金の申請を簡便化するサービス〈スマホで事業計画〉をリリースした。

 〈スマホで事業計画〉は、スマホを使って質問に答えていくことで、採択率の高い事業計画を完成することができる。AIをはじめとするITの力を利用することで、サービス提供にかかるコストを抑えた。

 回答した内容をAIが校正し、読み手にとって分かりやすい文章に落とし込んだ後、コンサルタントが内容を確認。もう少し深掘りをした方がより良い事業計画になると判断した際は、追加で調査やヒアリングを行い、場合によっては事業計画についての助言も行う。

 利用料金は着手金と成功報酬の2段階になり、着手金は4万4000円、成功報酬は補助金額によって異なり、50万円までの場合は4万4000円、50万円超~100万円は6万6000円、100万円以上は8万8000円となる。

 一般的な相場は10~25万円程度だが、AI技術とITを活用することで人件費を削減し、8万8000円~13万2000円程度に抑えられるという。

 今までは、小規模事業者持続化補助金の事業計画を作成する際、パソコンで事業計画を最初から作る必要があった。そのため、まとまった時間を確保した上で、パソコンの前で何から取り掛かればいいか分からない状態で試行錯誤していた事業者も多いはずだ。

 〈スマホで事業計画〉の活用により、事業計画策定に関わる要素を質問形式にしているので、最初から考える必要はなく、事業計画策定にかかる時間を削減できる。

 なお同社によると、一般的な採択率は60%前後だという。多角的な観点で重要な要素を漏らさず、事業計画を作成するため、採択率が高くなるとする。