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「これから盛り上がりそうな飲みの街」の関東1位は「東京駅周辺」に【リクルート調べ】

2023年5月1日 2:05 pm

 リクルートは、同社が発行するクーポンマガジン「HOT PEPPER」2023年5月号で「飲みたい街ランキング 2023」のアンケート結果を発表し、関東は「新宿」が4年連続、関西は「梅田」が圧倒的な差をつけて9年連続でそれぞれ1位を獲得した。また、関東で「飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街」では「東京駅周辺」が1位となった。

 今回の調査では、関東の1 位から3 位までは昨年に続き「新宿」「横浜駅」「銀座」がランクインした。この結果について「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員の有木真理さんは、「昨年から1 つ順位を上げて2 位になった『横浜駅』や大きく躍進した『池袋』『渋谷』については『アクセスが良い』『飲み屋が多い』という声以外に『会社の近くだから』が目立ち、コロナ禍による行動制限緩和の影響からかオフィスや飲食店が集まるターミナル駅に人が戻ってきたことがうかがえます」と説明した。

 関西では、トップ10 の顔ぶれに大きな変化はないものの、8 位の「京橋」はアクセスの良さ以外に「庶民的」「コスパが良い」の声が多く、これは関東の「赤羽」も同様であり、飲食をレジャーとして楽しめる街に人が戻ってきていることを示しているという。

 また、「週1 日以上、お店でお酒を飲む」人を「お酒好き」と定義し、その「お酒好き」を対象に、関東エリアで「飲みに行くのにコスパがいいと思う街」「飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街」についても調査した。

 その結果、「飲みに行くのにコスパがいいと思う街」では「飲みたい街ランキング」でトップ10にランクインした「赤羽」「上野・御徒町」「新橋」などの「せんべろ」「立ち飲み」の印象が強い街がトップ3 になった。

 また「飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街」ランキングには、先日、東京ミッドタウン八重洲が開業した「東京駅周辺」や「下北沢」「代官山」など、再開発が進み新たな飲食店が並ぶ街がトップ3に名を連ねる結果となった。

 同調査は、2月13~14日、全国の20~50 代の男女を対象にインターネットで調査し、4146人から有効回答を得た。