サッポロホールディングスのグループ企業であるポッカサッポロフード&ビバレッジ(以下、ポッカサッポロ)は、農機メーカーのクボタが開業した農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT(クボタ アグリ フロント)」にレモンの苗木を提供し、北海道でのレモン栽培を通じて「食育・収穫・飲食」といった食体験を提供する取り組みを始めた。
クボタが「食と農業」の魅力や可能性をともに学び、考える場所にしたいという思いで、北海道日本ハムファイターズの新球場が位置する「北海道ボールパークFビレッジ」内に開業した「KUBOTA AGRI FRONT」の設立趣旨にポッカサッポロが共感。サッポログループ創業の地である北海道に新たな食体験の場を設けようと、レモンの産地日本一の広島県で育ったレモンの苗木を7本提供した。
レモンは温暖で日照量が豊富な環境を好むことから主に瀬戸内エリアを中心に栽培されており、北海道ではあまり栽培されていない。そこで、「KUBOTA AGRI FRONT」内にある最先端技術を持つ屋内栽培エリアで、北海道では普段接する機会の少ないレモンの木が育つ過程を実際に見たり、触れたりできる場を作ることとした。
今後、カフェでのレモンレシピ提供や、レモンアンバサダーによるレモン食育セミナーの開催、子どもたちへの食・農体験などを通して両社は、子どもたちに「食育・収穫・飲食」という一連の体験を記憶に残すことで、食や農業への関心が高まることを期待するとしている。