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卓上に置けて-49℃まで急速冷凍できる小型凍結機が登場! 【アルバネクス】

2023年3月22日 10:05 am

 コロナ禍により注目を集めた冷凍自販機の普及とともに急速冷凍機を導入する店舗が増えている。しかし大型の機械が多く、小規模店舗では設置する場所を取れずに諦めざるを得ないと断念する店舗をある。

 そこで、液体凍結機の設計・製造・販売を手掛けるアルバネクス(新潟・柏崎、根津茂広社長)は、卓上型の小型液体凍結機〈ReCella(リセラ)80〉を開発した。

 タテ647×ヨコ467×高さ405㎜という厨房の作業台に乗せて使える大きさでありながら、-49℃までの急速冷凍を可能にした。これは、国際宇宙ステーションでも使われている冷凍機「スターリングクーラー」を業界で初めて急速冷凍機に採用したことで実現したもの。「スターリングクーラー」を使ったことで小型化だけでなく、コンプレッサーに比べて音が静かで、家庭用100V電源を使えて消費電力も小さいというメリットも生まれた。

すし用のシャリを急速冷凍した(国際ホテルレストランショー HCJ2023で撮影)

 また同製品では、アルコール35%の甲種焼酎をスリラーアイス(粥状のどろどろした氷)にした中に食品を入れて凍結する。これにより、液体凍結よりも早く凍結でき、食材を多く入れても温度が上がりにくく、より細胞が壊れず鮮度を保ったまま凍らせることができる。

 フローズン液の容量は10Lで温度設定は0~-49℃まで1℃単位で設定可能。操作もタッチパネル式なので簡単だ。これでは小さすぎるという店舗のために、タテ694×ヨコ725×高さ411㎜で容量20Lの〈リセラ150〉も用意した。販売価格は〈リセラ80〉が税別140万円、〈同150〉が同240万円となっている。