ファインバブルシャワーヘッド〈ミラブル〉を製造・販売するサイエンス（大阪・新大阪、水上康洋社長）は、ダイナックホールディングスと共同開発した厨房向け洗浄システム〈ミラブルプロダイナー〉を発売した。
同製品はシャワーヘッドとして有名な〈ミラブル〉を厨房の洗浄に活用するとともに節水にも役立てようと、ダイナックが運営する３店舗で共同実証実験を重ねたもので、現在はダイナックが運営する全店舗（約200店舗）に導入されている。今回、ダイナック以外の飲食店向けにも同製品を販売することとなった。
「シンクタイプ」
100万個ならべても約１ミリ程度にしかならない極めて微細な泡「ウルトラファインバブル」で洗浄することで、汚れの隙間に入り込み優しい研磨剤と同じ働きを示す。また、油分との相性が良いため汚れが吸着して持ち上がり、食器洗浄機の予備洗いや付け置き洗浄、グラスなどの油落としなどに効果を発揮するという。
「デッキタイプ」
また、サイエンス独自の「空気混合方式」を採用していることで、10秒間の流水試験で1000mlの節水を実現。スタッフの肌にも潤いを与える効果が示されている。
取り付ける際には、既存のカランをそのまま利用でき原状復帰も容易な上、フィルター交換などのランニングコストもかからないので導入もしやすい点もメリットとなっている。
〈ミラブルプロダイナー〉には「シンクタイプ」と「デッキタイプ」の２種があり、「シンクタイプ」は、厨房シンクの水栓に幅広く取り付けられるカランヘッドで、さまざまなタイプの厨房で利用できる。一方の「デッキタイプ」は、ホースによる床洗浄などに利用できるシャワーヘッドとなっている。
価格は施工費として税別２万5000円（２個以降は＋5000円）を予定しており、本体価格は「シンクタイプ」が同５万750０円、「デッキタイプ」が同５万5000円。
