グルメコミュニティサービス〈SARAH〉を運営するSARAH(東京・神保町、髙橋洋太社長)は、毎年寒い時期に伸長する牡蠣料理投稿では、牡蠣特有の「濃厚」「旨味」に次いで「辛い」というキーワードが上昇していることが判明したと発表した。
同社が提供する外食ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」から「牡蠣」についてのデータを見てみると、毎年寒い時期(12月頃がピーク)に投稿数が伸長している。
また直近5年間の「牡蠣」投稿に関する年代比率からは、年代に大きな偏りは見られず幅広い世代に食べられていることが見られる。
一方で、更に年代別の投稿推移に注目をしてみると、50代以上の人気が上昇傾向にあることが判明した。
「牡蠣」とともに投稿された「味」に関する投稿キーワードTOP3では、「濃厚」「旨味」「辛い」といったキーワードが前年より多く出現しており、牡蠣料理に対して消費者が注目しているポイントが分かる。
牡蠣を活用した料理投稿を「濃厚」「旨味」「辛い」のキーワード毎に見ていくと、牡蠣の栄養と濃厚さを活かすには主役級のポジションで、旨味を活かすには煮込み系の料理への活用が見られた。
「辛さ」の観点では、エビチリならぬ「カキチリ」や、「キムチ」「麻婆豆腐」の具材として使われている投稿が目を引き、牡蠣特有のとろっとした濃厚さや凝縮した旨味と辛さとの相性がポイントのようだ。
同社は「牡蠣と辛さを掛け合わせることで、辛さに奥行きを生み、濃厚な辛さが口いっぱいに広がるイメージは、今後の牡蠣料理の広がりとしても注目だ」と分析した。