冬といえば鍋やしゃぶしゃぶなど、体が温まる料理が恋しくなるもの。ところで、牛肉のしゃぶしゃぶを食べようとした時、お客さんはどんな表記を魅力的だと感じるのか。また、牛肉と豚肉ではどちらが人気なのだろうか──？
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が20～60代の男女1035人に、「しゃぶしゃぶ」について調査したところ、牛肉を選ぶときに魅力的と感じる表記で最も多かったのは「『国産』の表記」（61.4％）だったことが明らかになった。
次いで黒毛和牛や赤牛などの「品種」（50.9％）、松坂牛・神戸牛などの「産地」（50.0％）が続く。
一方で「『A5ランク』などの等級」（42.4％）、「『サーロイン』『希少部位』などの部位」（33.9％）は魅力的だと感じる人が半数以下という結果になった。
なお、牛肉・豚肉どちら派か聞いた質問では「牛肉派」（46.1％）と「豚肉派」（45.2％）がほぼ同率という結果に。
地域別でみると、北海道・東北・中四国・九州は豚派が、関東・中部・近畿では牛派が比較的多いことも分かった。
さらに、「牛肉」「豚肉」を除いて具材ごとに好きかどうかを聞いて「好き」の割合を集計したところ、「カニ」（67.8％）がトップで、2位は「鶏肉」（64.8％）、3位は「ぶり」（54.4％）となった。
※提示した選択肢は牛肉／豚肉／鶏肉／鴨肉／ラム肉／ぶり／まぐろ／ハモ／タコ／白子／カキ／サーモン／ふぐ／カニ／うに
しゃぶしゃぶや鍋は冬メニューの定番だが、「国産」や「黒毛和牛」「神戸牛」といった表記を前面に打ち出すことで注文数が増える、かもしれない？
同調査は2022年9月22～23日、全国20～60代の男女1035人（男性517人、女性518人）を対象に行われた。
