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初日研修の通訳同行など外国人材定着・人事コンサルサービスを開始【ASEAN HOUSE】

2022年7月13日 5:14 pm

 外国人材紹介事業などを手がけるASEAN HOUSE(東京・中野坂上、佐々翔太郎社長)は7月11日、同社が展開する特定技能外国人の雇用企業向け登録支援業務の一環サービスとして、「外国人定着・人事コンサルティングサービス」の提供を開始した。

 登録支援業務とは、特定技能外国人受け入れ企業が行うべき雇用支援で、法律により定められている。「外国人定着・人事コンサルティングサービス」は、初日研修の通訳同行や外国人向け社内評価設計、宗教(イスラム教)に関する講習提供などを行う

 具体例を挙げると、神奈川県の飲食店でベトナム人を採用したケースでは、就労開始前にあらかじめメニュー表をベトナム語に翻訳し、わからない単語を整理。

 例えば「あら煮」と言われてもベトナム人にはどんな料理か分からないので、ベトナム語で噛み砕いて説明し、言葉の意味を入社前のビザ申請中に理解してもらうなど、スムーズな就労開始をサポートした。

日本語メニューを外国語に訳して詳しく説明し、理解してもらう

 愛知県の飲食チェーンでミャンマー人採用の際は、社内評価設計のコンサルティングを実施。単純な月給制のみで、転職も相次いでしまっていた状態を分析し、社内表彰制度(MVP制度)のKPI設計や、インセンティブ制度の導入など人事制度の刷新を図り、外国人も含め多様なステークホルダーや働き方を認めた経営体制の根幹作りを支援した。

 同社によると、「スタッフの80%は紹介人材と同じ国籍の東南アジア人。外国人材の立場をよく理解しているからこそ、丁寧な職場構築のサポートが可能となる」と、同サービスについて説明する。

ASEAN HOUSEのスタッフ

 費用などについては、「紹介人材の人数やサポート内容などによりさまざまに異なるため、まずはサイトから気軽に問い合わせをしてほしい」(同社)という。