ぐるなびは６月27日、飲食店、商業施設、ユーザーをつなぐ店舗開発事業の一環として、飲食店や商業施設の開業・リニューアルに際して食に特化した調査・検証・企画立案を手掛けるコンサルティングサービス「飲食店・商業施設フィージビリティ・スタディサービス」を始めた。
同社は2021年4月にスタートした店舗開発事業で、商業施設の飲食エリアのコンセプト設計から飲食店誘致、店舗構築、フロア運営まで総合的に請け負う事業を手掛け、これまで天文館（鹿児島県鹿児島市）や栄（愛知県名古屋市）でオープンした商業施設の飲食エリア（フードホール）をプロデュースしてきた。
今回、同事業の一環として新たに始める「飲食店・商業施設フィージビリティ・スタディサービス」は、不動産会社をはじめとした商業施設運営会社、投資会社、建設会社など食事業に関わるすべてのプレイヤーを対象とするもので、21年８月からトライアルを進めた後、本格展開することとなった。
同サービスは、飲食店や商業施設の不動産取得段階で、ぐるなびが持つ飲食店と自治体とのネットワークや蓄積された飲食に関する独自データを活用し、該当エリアの食に特化した周辺調査を実施。物件取得の初期段階で食に関する調査情報、コンセプト構築、採算性などの情報を提供し、食による継続的な賑わいの場創出を図るもの。具体的には以下のようなサービスを提供する予定。
①開業候補地の飲食に関する周辺調査
・同規模都市との比較における当該地域の特徴
・周囲の飲食店の出店状況
・飲食店の売上状況（推測含む）
②コンセプト構築に必要な各種調査
・県民の消費傾向・県民性
・県・市の今後の方向性（支援施策等の方向性含む）
・食や特産物等の特徴
③想定飲食店/飲食エリアの示唆
・想定業態の企画立案
・想定賃料の算出
・想定店舗数の構成
