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5月の飲食店売上は夜間帯の回復著しくコロナ前比42%増に【ポスタス調べ】

2022年6月20日 2:59 pm

 クラウド型モバイルPOSレジ〈POS+(ポスタス)〉を提供するポスタスが集計した5月度の飲食店売上動向によると、コロナ前の2019年比で42%増までに回復したことが分かった。

 同社は〈POS+〉を導入する7931社のデータを基に売上動向の変化を調査。その結果、5月度の売上は前年比63%増、前月比36.9ポイント増となった。21年5月が20年同月比52.9%増、20年5月が19年同月比43.1%減なので、コロナ前の19年同月比で42%増という結果になった。

 時間帯別売上は、日中帯(6~16時)が前年比25.2%増、夜間帯(17~翌5時)が103%増となり、夜間帯の回復が著しかった。エリア別では全エリアで前年以上に大きく伸長し、特に近畿地方での回復率が最も高かった。

 

 業種別では主な業種はすべて前年以上に回復しているが、特に居酒屋の回復率が115.1%増と著しく、前述の「夜間帯の回復」の主要因と考えられるとしている。

 顧客単価別では2000円台~7000円台で前年比30%増と大きく伸び、「居酒屋」については全体的に伸び率は高いが、1000円台と4000~5000円台の2つの山ができていることが分かった。

 また、他のジャンル別では「沖縄料理」「その他西洋料理」「鉄板料理」などの回復率が平均以上となり、「ハンバーガー」「カレー」などは微減か横ばいとなった。同社では「複数人で楽しむディナー系で大きく回復し定着したと言っていいだろう」としている。