環境省は、補正予算の交付を受け、大規模感染リスクを低減するための「高機能換気設備等の導入支援事業」を実施し、6月24日まで一般社団法人静岡県環境資源協会(SERA)で公募を受け付けている。
同事業は、飲食店などの業務用施設に対して高機能換気設備をはじめとする高効率機器などの導入を支援することで、感染症の拡大リスクを低減するとともに業務用施設からのCO2排出量を削減することを目的とするもの。
補助対象となるのは、高機能換気設備とそれと同時に導入する空調設備の費用と補助対象設備などの導入に不可欠な工事費。補助要件は、高機能熱交換型換気設備を導入することで、施設全体で設備導入前に比べてCO2を削減できることとなる。
高機能換気設備とは、自然給気とファンによる排気の従来型換気システムに比べ、給気・排気ともにファンにより行うことで、確実な換気ができ、かつ熱交換により温度変化の抑制が可能な設備で、ロスナイ換気設備などのことを指す。
ロイナイ換気設備などと同時に冷房効率などの基準を満たしたエアコンも同時に導入する場合はその設備費も補助する。
補助金上限額は2000万円、補助率は3分の2。CO2削減量や換気量などについての条件を満たす必要がある。詳細や申し込みは静岡県環境資源協会(SERA、http://www.siz-kankyou.jp/2021hoseico2_kanki2.html)を参照。