さまざまなセルフオーダーやセリフ決済のシステムが提供される中、いかにPOSやキッチンプリンターなどほかの店内システムと連携できるかで、使い勝手の良さが変わってくる。
飲食店向けにセルフPOSやテーブルオーダーシステムを開発・販売するクロスドリーム（東京・新宿、田尻力社長）は、二次元コードをスマートフォンで読み込むと注文から決済までスマートフォン上で完結でき、大手メーカーのPOSやキッチンプリンターなど店内のDX関連機器との連携もできる店内モバイルオーダー〈FACE ORDER TABLE〉（https://www.cross-dream.co.jp/mobile-order）の提供を始めた。
同社はテイクアウト・デリバリーやフードコート、イベント向けに、ユーザーにとっても店舗側にとっても使い勝手の良さを追求したモバイルオーダーシステムを開発。「FACE ORDER」シリーズとして提供しており今回、同シリーズに店内モバイルオーダー〈FACE ORDER TABLE〉を追加した。
使いやすさにこだわった注文画面には、店のコンセプトや業態に合わせてフリーにレイアウトできるトップ画面やカテゴリーを用意。レイアウト構成も変更でき、お客さんにとってもわかりやすく使いやすい操作性を追求した。また、キッチンプリンターでの印字やキッチンモニターでの表示、キッチンパネル・キッチンプリンターの消し込み連動、番号呼び出し表示など、飲食店にとってもあると便利な機能を多数搭載。売上管理機能もあるためPOSがなくても運用でき、スタッフの負担を軽減する。
△さまざまな業態に合わせたトップ画面のイメージ
また、多言語対応しているためインバウンド対策にも役立ち、東芝テックやＮＥＣなど国内外の大手メーカーのPOSレジやタブレットPOSとも連携できることから、データを移す手間をかけずに売上管理や分析などに役立てられ、中小・個店から大手まで幅広く利用できる仕様とした。他にも別売りの商品受け取り用ロッカーと連携させれば、完全非接触でテイクアウト商品を販売できるという。
導入する際はプランを確定した後、メニューや写真を提出してデザインを確認し、機器を設置すれば利用できる。料金は初期費用18万円、月額費用9800円～で、クレジットカード決済を利用する場合は手数料として3.24%（Visa・Mastercard、規模に応じて相談可）が必要となる。また、IT導入補助金に採用されているため助成を受けられる。
今後、自動配膳ロボットや待ち席予約、LINEでのログイン、アプリポイントなどと連動する機能も追加する予定だという。
