「社会課題×エンターテインメント」をコンセプトにしたイベント制作団体の一般社団法人UMF(大阪府大阪市、高村治輝代表理事)は、WEBシステム・アプリ開発などを手がける80&Company(京都府京都市、堀池広樹社長)と共同で、新型コロナウイルスワクチンの2回接種を行うと、さまざまなモノやサービスが無料もしくは割引になるプラットフォームツール「ワクポート」(https://vacport.jp/)の提供を開始。現時点で全国330店舗での導入が決定している。
飲食店などの事業者は「ワクポート」に申請・登録することで、無料で容易・効率的にワクチン接種キャンペーンを実施できるメリットがある。
ワクチン接種キャンペーン自体は接種券の提示や確認のみでもできるが、「ワクポート」を導入することで容易にDX(デジタルトランスフォーメーション)化でき、今後の来店施策に繋がる効果的なキャンペーンが実施可能だ。
また、コロナ禍においては不特定多数への積極的な広報がしづらい状況下だが、ワクチン接種者に限定することで、従業員の心理的安全性を高めることができ、店舗のCSR(企業の社会的責任)活動の一環としてのキャンペーン実施も可能になる。
同社は、「若年層を中心としたワクチン接種のキッカケづくりや、コロナ禍で苦境に立たされている事業者の活動の支援になればとの想いで開発提供した」 という。
「ワクポート」への登録や、ワクチン接種についてのクーポン配信などは無料で、ユーザーに向けた販促広告などは別途1人10円の料金がかかる仕組み。