最近は若い人を中心に、インスタグラムで行きたいお店を探すケースが増えてきた。また、店頭に食欲をそそる写真入りのメニューが掲示されていたら、思わず入店したくなってしまう。
SNS全盛期において、料理の写真は見た目が10割。いくら味がよくても、写真の見映えがよくなければスルーされてしまうのだ。
日本政策金融公庫は、飲食店事業者の支援として、料理写真の撮影方法を分かりやすく解説した小冊子「写真の撮り方ガイド 飲食店編」を作成した。
出版物|日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/n/findings/kokumin_publications.html
全18ページなのだが、これがあなどるなかれ。最初に「どちらがより美味しそうに見えるでしょうか?」と、2つの写真を提示。見比べてみると違いは歴然。
「あなたが飲食店のメニュー表を見て、思わず当初予定していなかった料理を注文したくなるポイントは何ですか?」では、「食欲をそそる写真」が71%というアンケート結果も。
そのほか、「写真をSNSにアップしているけど売上につながらない」「どうしても写真が上手く撮れない」など、撮影にありがちな悩みを列挙。
それに対して、悩みの原因は「売上の知識が原因のもの」と「撮影技術が原因のもの」の2つに分けられると指摘する。
その上で「キレイな写真の撮り方」ではなく、「売上アップにつながる写真の撮り方」をこの冊子では伝えていくと宣言。
実際の写真と技術入りで初心者にもわかりやすく、丁寧に解説している。どれもスマホで簡単に映える写真が撮影できるテクニックばかりだ。
全国の支店窓口にて無料配布するほか、日本公庫サイトの出版物ページからもPDFファイルとして無料でダウンロードできる。
なお、同ページにはこの冊子のほか、「SNS活用ガイドブック」や「パート・アルバイト採用定着必勝マニュアル」といった、経営課題解決支援ツールも多数掲載されているので、一読の価値はありそうだ。
出版物|日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/n/findings/kokumin_publications.html