自社サイトやアプリなどにメニュー表があれば、リンクをQRコードで表示してオンライン化することは簡単だが、自社サイトやアプリを持たず紙のメニューしかない個店などでは、少しハードルが高い。
そこで、オンラインでのポスターやPOPの印刷を受注するラビーズ(千葉・松戸、黒澤靖章社長)は、現在使用している店舗のメニューの画像データを専用サイト上にアップロードするだけで、お客さんのスマホ上でメニューを見られるようにする無料ウェブ・サービス「スキャンでメニュー」(https://www.netdepop.com/qrcode/scandemenu.php)の提供を始めた。
コロナ下での営業では消毒作業が新たに増え、特にメニュー表は数も多く負担が大きいことから、同社ではスタッフの負担軽減とメニュー表からの接触感染防止に役立つ「スキャンでメニュー」を考案した。
スキャンでメニュー」は、メニュー表のデータ(PDFやjpg、pngなど)またはメニュー表を撮影した写真を専用サイト上にアップロードすると、そのメニュー表をスマートフォンなどで見られるQRコードを発行し、QRコード付きのポスターやPOPを印刷できるサービス。
各テーブルや店舗内外に設置するためのQRコード付きポスターは、さまざまなベースデザインから選んで作成でき、店名やコピー、案内文の文字の大きさやフォント、色なども自由にカスタマイズできる。作成したQRコード付きポスターは、ダウンロードして印刷すれば利用できる。
よりデザイン性の高いQRコード付きポスターを作る場合は有料オプションとなり、ラミネート加工などにも対応する。また、メニュー表の画像は5枚まで無料でアップロードでき、6枚以上になる場合は月額100円~の有料サービスを利用する必要がある。
黒澤靖章社長は「飲食店の負担を軽くするとともに、QRコード付きの有料ポスターの発注や、今後の新規顧客獲得を期待して無料で提供することとした」という。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。