新型コロナウイルスの影響で、すぐに現金を必要とする店舗などで、クレジットカードの利用を断るケースが出てきた。そんな中、メディア運営事業などを手掛ける東晶貿易(東京・六本木、大泉弘晶社長)が運営するクレジットカードの情報発信サイト「クレジットカード比較Plus」(https://crecard-plus.com/)は、「クレジットカードの利用制限がある飲食店に関するアンケート」を実施したところ、8割以上が、クレジットカードの利用制限がある店に対して、今後の印象が悪くなると回答した。同調査は7月13~15日に、全国の20~59歳の男女479人を対象に実施した。
「クレジットカードの利用制限がある飲食店に出会ったことがあるか」との質問には、40%が「ある」と回答。具体的な内容では、「現金払いのお願い」が28%と最も多く、その他には「ランチは利用不可」「少額払いは禁止」「手数料を上乗せ」などとなった。
「利用制限のある店の印象」について質問したところ、69%が「悪くなる」と答え、15%は「今後使わない」と回答。15%が「変わらない」と回答したものの、ネガティブな印象を持つ人は全体の84%と、高い数値となった。
このほか、「クレジットカードの利用制限はカード会社の規約違反だと知っていますか」については、90%が「知らなかった」と回答。同社では、利用制限はカード会社の規約違反にあたるので、手数料の上乗せをされた場合は店舗に指摘することを推奨している。