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新型コロナでバイト離れ!? スキマバイトで「飲食・接客」希望が激減【シェアフル調べ】

2020年7月9日 3:22 pm

 1日単位の仕事を紹介するアプリ「シェアフル」を運営するシェアフルは、緊急事態宣言の解除を受け、パート・アルバイトとして働く全国の20~69歳の3011人を対象に、就業実態の変化を調査した。

 空いた時間に短時間の仕事を入れる「スキマバイト」を利用する際の希望職種を聞いたところ、緊急事態宣言発令前は「飲食・フード」が18.7%、「接客・サービス」が29.0%で、合わせると47.7%となり、2位の軽作業(22.7%)を大きく引き離していた。

 一方、発令後は「飲食・フード」が9.8%とほぼ半減し、「接客・サービス」も18.2%と約10ポイント減らした。飲食店や接客を伴うサービスを提供する店舗が休業した影響が大きいものの、新型コロナウイルスへの予防対策として、接客を伴う職種を避けて他職種で就業しようという利用者が増えたことも一因となっているという。ただ「飲食」と「接客」の両方を合わせると、1位の「軽作業」28.0%と同率になるため、同社では「比較的低いハードルで始められるため、(新型コロナの影響があったとしても)スキマバイトでは根強い人気がある職種だと言える」としている。

 また、「重視する就業条件」では、緊急事態宣言発令前は「給与(41.7%)」が1位で「職場環境」(41.6%)が2位だったのに対し、発令後は1位が「職場環境」(42.4%)、2位が「給与」(40.3%)とわずかの差ではあるものの順位が入れ替わり、ここでも感染予防への意識が影響したことが考えられる。

 今回の調査で、新型コロナウイルスにより、短期アルバイトの意識にも変化が起きていることが、数字的にも明らかとなった。