手づかみで骨付き肉などを食べる際に気になるのが指のべとつきだ。おしぼりや紙ナプキンで拭いたりフィンガーボウルで洗っても、べとつきや匂いが残ったりすることも多々ある。
そこで、プロダクトデザインやインテリアデザイン、グラフィックデザインの企画・製作などを手掛けるカタパルト(千葉・富士見、星信廣社長)は、簡単着脱できる指カバー〈フィンガーシェル〉(https://fingershell.com/#home)を開発した。
同製品の最大の特徴が、磁石のついた本体に指袋を被せて留め具で固定して使う点だ。これにより、本体とセットになっている磁石内蔵のサポートアームや磁石がつくステンレス皿、冷蔵庫など、磁石が付く場所であればどこにでも指袋を吸着させて、簡単に着脱できるようにした。慣れれば1つ5秒程度で本体に指袋をセットできるという。
サイズはS(直径約2㎝)・M(同2.3㎝)・L(同2.6㎝)あり、親指と人差し指の2本のみから、5本指全てで使用するなど、自由に選べる。指袋はポリエチレン製で匂いを通さず、使い捨てとなる。また、市販の使い捨て手袋の指先部分をカットして指袋として利用することもできる。
磁石のついた本体が1つ297円、指袋は100枚入り165円を予定しており、セット販売なども検討している。7月中旬から同社のオンラインショップで販売を始める予定。