マルハニチロは３月24日に開催した取締役会で、2026年３月１日付で社名を「Umios（ウミオス）株式会社」に変更することを決めた。
「Umios」は「umi」「one」「solutions」を組み合わせた造語で、「海を起点に社内外のステークホルダーや社会、地球と一体となり、食を通じて地球規模の社会課題を解決する」との思いを込めたという。社名変更の時期は本社を現在の東京・豊洲から高輪に移転するタイミングに合わせたもので、今年６月下旬に開催予定の定時株主総会で承認されることが条件となる。
３月24日に開いた記者会見で池見賢社長は社名変更について、「創業145年の歴史がある中、マルハとニチロの第１創業に続き、両社が合併した07年は第２創業と呼べる。現在『日本市場の縮小・天然水産資源の減少・コスト上昇』という３つの事業課題と向き合う中、世界の食糧・環境問題を解決するには総合食品企業にとどまらない新しいコーポレートアイデンティティが必要だと感じた。次の100年に向けた第３創業として、地球規模の社会課題解決に取り組むソリューションカンパニーを目指す」とその意図を説明した。
