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地方銀行の紹介でキャッシュレス化促進へ! 山口FGと業務提携【ユビレジ】

2019年12月16日 3:18 pm

 iPadを使ったPOSレジの『ユビレジ』を提供しているユビレジ(東京・渋谷区、木戸啓太社長)は、山口フィナンシャルグループ(山口・下関、吉村猛社長)の山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行と業務提携した。今回の提携により、山口フィナンシャルグループは、取引先の飲食店などに対し業務効率化や人手不足対策の一つとして「ユビレジ」を紹介し、ユビレジは紹介料を銀行側に支払う。

 「ユビレジ」は顧客管理 や分析機能を搭載し、誰でもカンタンに操作できるとともに、複数(現在は楽天ペイなど6社)のキャッシュレス決済サービスと連携している点が特徴だ。地方では、ITを活用した業務効率化やキャッシュレス化が遅れており、それらに関して詳しい情報が欲しいというニーズが高いという。また、銀行にとってもそれぞれが提携しているペイメント企業のサービスを利用してもらえると同時に、店舗側の経営を支援することで顧客満足度を上げる狙いもある。ユビレジでは最新の状況を伝える銀行員向けの勉強会なども開催し、銀行員がしっかりとした知識を持って案内できるようバックアップもしている。

 今後、iPadを使ったPOSレジを9年以上提供してきたノウハウを持つユビレジのIT技術と、銀行のほか幅広い分野のグループ企業を持つ山口フィナンシャルグループの知見と信頼を生かしたサービスを提供していく考えだ。

 ユビレジは、今年に入り常陽銀行や埼玉縣信用金庫、浜松いわた信用金庫、山陰合同銀行グループのクレジットカード会社であるごうぎんクレジットなど地方の金融機関との業務提携を加速している。