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築地場外市場が社食に変身!! 築地食の街づくり協議会と提携【「どこでも社食」】

2019年11月27日 2:19 pm

 社員食堂(社食)を持てない企業向けに、職場の近隣にある飲食店を社食代わりに利用できるように支払いを代行し、月1回まとめて企業に請求する福利厚生支援サービス「どこでも社食」を運営するシンシアージュ(東京・池尻大橋、久木田敬志社長)は、東京・築地場外市場の食の専門店約460店舗で構成しているNPO法人築地食の街づくり協議会(鈴木章夫理事長)と提携し、築地場外市場を社食として利用できるようにする。

 「どこでも社食」は企業の福利厚生サービスとして、従業員が飲食店で支払う決済を代行するサービス。企業側はそれぞれの従業員が使える上限金額を設定し、従業員は各自に与えられた個別IDで専用アプリを起動。店舗に設置してあるQRコードをスマートフォンで読み込み、金額を入力すれば支払い完了となる。飲食店側は決済手数料として5%をシンシアージュに支払う仕組みだ。QR決済の利用状況は専用サイトから確認できる。

 社食というとランチをイメージしやすいが、接待やミーティング、歓送迎会など幅広く利用されているという。そのため役員や役職者には上限金額を設定しないという使い方もできる。

 飲食店側にとっては、QRコードのプレートを設置するだけで済み、初期費用や月額料金などがかからない上に、広告費をかけずに法人への認知度を高められる点がメリットとなる。

 今回の提携により、まず築地場外市場の「魚河岸食堂」で年明けから利用できるようにする予定。同店は「小田保」や「鳥藤」などが揃う120席以上のフードコートで、海鮮系だけでなく肉料理やカフェメニューなども揃え、屋外テラス席も用意されている。今後、老舗店舗を中心に利用できる店舗を広げていく考えだ。