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サンマの事業化レベルでの試験養殖に成功【マルハニチロ】

2025年9月10日 8:46 am

 天然サンマの水揚量は、2008年に記録された35.5万トンから2021年には2.0万トンと10%以下まで減少し、卸売価格も高騰しており養殖への期待が高まっている。

 そんな中、マルハニチロは、養殖研究を行うグループ企業のマルハニチロ養殖技術開発センター(鹿児島・南さつま、桐生耕造社長)で、公益財団法人ふくしま海洋科学館(福島・いわき市、古川健理事長)の協力を得て、事業レベルに準じる飼育密度でのサンマの試験養殖を成功させた。

 マルハニチロ養殖技術開発センターは2023年10月、ふくしま海洋科学館からサンマ卵の提供と、同館の高い飼育技術の支援を受けながらサンマ養殖の研究に着手。24年6月には出荷目安の100gを超えるサイズに成長させることに成功。同年8月には人工授精も成功させ、事業化に向けた技術を蓄積していた。

飼育試験中のサンマ

 マルハニチロは今後も「養殖的視点」とふくしま海洋科学館の「生物的視点」の共創により、サステナブルなサンマ養殖の事業化に向けた技術開発に取り組んでいくとしている。