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回転寿司の1人あたり支払い平均額は前年比114円増の1804円に!【マルハニチロ調べ】

2024年3月27日 8:54 am

 マルハニチロが毎年実施している「回転寿司に関する消費者実態調査」によると、回転寿司店で支払う1人当たりの平均額は1804円で、いくら支払ったときに食べ過ぎたと感じるかの1人当たり平均額は2830円となり、昨年比で支払い平均額が114円増、食べすぎと感じる平均額は266円増となった。

 回転寿司店を利用した際、1人あたりいくら支払うことが多いかを聞いたところ、「1000~2000円未満」が53.6%と半数を超え、男女別での平均額は男性2018円、女性1590円と428円の差が付いた。1人あたりいくら支払った時に食べ過ぎたと感じるかでは、「2000~3000円未満」(34.8%)が最も多く、男女別の平均は男性3148円、女性2513円と635円の差があった。

 回転寿司店で何皿程度食べることが多いかの質問では、「10~14皿」(39.8%)と「5~9皿」(39.5%)が僅差となり、平均は9.9皿だった。男女別では男性が「10~14皿」(50.6%)が最も多く平均は11.8皿。女性は「5~9皿」(58.0%)が最多で平均は8.1皿だった。

 利用頻度(テイクアウトは含まない)では、「月に1回以上」利用する人の割合は39.7%となり、男女別では男性42.3%、女性37.4%だった。世代別では、10代38.9%、20代46.5%、30代42.4%、40代37.1%、50代35.7%という結果になった。

 回転寿司店を選ぶ際に重視している点では「値段が安い」(42.4%)が昨年と変わらず1位だったが、昨年3位の「家から近い」(30.8%)が2位となり、昨年2位の「ネタが新鮮」(29.1%)と入れ替わった。また昨年7位だった「ネタの種類が豊富」(26.4%)が4位となり、店選びで重視する点に変化が見られた。

 好きなネタでは「サーモン」(50.6%)が、13年連続で1位となり、2位「マグロ(赤身)」(36.3%)、3位「ハマチ・ブリ」(31.7%)、4位「エビ」(29.1%)、5位「マグロ(中トロ)」(27.7%)と昨年同様の順位となった。男女別では、男女とも1位は「サーモン」(男性45.4%、女性55.7%)となり以降、男性は2位「マグロ(赤身)」(40.1%)、3位「ハマチ・ブリ」(31.8%)、女性では2位「エビ」(34.5%)、3位「マグロ(赤身)」(32.5%)と続いた。

 同調査は今回で14回目となり、2月20日~22日の3日間、全国の15~59歳の男女で月に1回以上回転寿司店を利用する人に対しインターネット調査を実施。男女それぞれ1500人から有効回答を得た。