飲食店にとって集客や認知度向上を図る際にSNSへの投稿は欠かせないものになっている。しかし、投稿コンテンツの作成や継続的な投稿、コメントに対する回答などSNS投稿にかかる負担は大きくなっており、投稿が不定期になる飲食店も多い。
そのような課題を解決するサービスとして、米・デラウェアに本社を置くColega AI（コレガエーアイ／Eric Fung、Daphne Hsu、Kaiden Sin共同創業者）が飲食店向けに開発したAI編集サービス〈Colega AI〉が今春、日本でも本格的にリリースされる。同社はそのために日本法人Colega AI（東京・虎ノ門、Eric Fungジェネラルマネージャー）を立ち上げ、β版をリリースした。
投稿文作成のサンプル
〈Colega AI〉は、飲食店が用意した商品画像や店舗画像をLINE上の〈Colega AI〉に投稿し、AIからの質問に答えながら指示を出していくと、AIが画像をもとにした文章とハッシュタグを自動生成。その文章を基に変更点などを修正して投稿文を完成させるサービス。台湾でもサービスを開始すると共に150店以上のレストランで導入されたという。
同社では「完成した文章は店舗が運営する複数のSNSに多言語で簡単に投稿できる。これによりコンテンツ制作や投稿に係る手間を大幅に削減できるほか、訪日外国人に対しても日本語以外での集客を期待できる」としている。
投稿分析と改善提案のサンプル
また、オンライン上で公開されている店舗近隣で開催されるイベント情報などを収集し、店舗の立地や地域特性に沿ったコンテンツ制作も自動で行え、最大１カ月先までのコンテンツ制作と投稿予約も可能となっている。
さらに、SNS投稿後のコメント数やエンゲージメント指数などの要約をSNS担当者に提供することで、専門的な知識がなくてもSNS運用の効果測定ができる。顧客からSNS上で寄せられたメッセージについても、リマインド機能で知らせる機能を搭載しており、コメント管理や顧客との関係構築にも役立つという。
現在、期間限定の無料トライアル（https://forms.gle/xy6ZrgqXMBaAx96m9）も募集しており、今春のリリースに向けて日本市場向けサービスや顧客へのサポート体制の拡充を図るとしている。
