リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研が、11月29日の「いい肉の日」にちなみ9月6~7日、「焼肉」について全国の20~60代の男女1035人(男性517件、女性518件)にインターネットでアンケート調査したところ、焼肉を「炭水化物と一緒に食べる人」が7割超という結果となった。
「焼肉を食べに行くときの流儀に一番近いものは」という質問では、「白米・炭水化物はとらない人」が25.8%だったのに対して、「炭水化物と一緒に食べる人」は74.2%(「肉と白米と白米以外の炭水化物のいずれも食べる」「肉と白米を食べ、白米以外の炭水化物はとらない」「肉と白米以外の炭水化物を食べて白米はとらない」の計)となり、なかでも最も多かったのが「肉と白米と白米以外の炭水化物のいずれも食べる」37.9%で4割弱だった。
「焼肉に行くならどの方式か」の質問では、「個別注文派」が49.0%と半数近い結果となり「食べ放題」(45.3%)を上回った。また「自分で焼くか、焼いてもらうか」では、「自分の分は自分で焼きたい」が支持を集める結果となった。性年代別では男性50代(73.1%)、60代(72.4%)が7割を超え、女性も40代(62.4%)、60代(72.8%)が高めだった。一方、「同席者に焼いてもらいたい」が最も高かったのは女性20代(36.1%)だった。
「焼肉を食べるときに一番飲みたいお酒」については、「生ビール」が49.9%と圧倒的に高かった。続いて、「サワー・チューハイ系」「ハイボール」「生ビール以外のビール(瓶ビールなど)」と炭酸系の飲み物が上位を占め、脂をさっぱりと流し込む酒と一緒に楽しみたい人が多いことがうかがえる結果となった。
同総研研究員の田中直樹さんは「『食べ放題』は注文の種類や時間の制限を設けた店舗が多いので、限られた種類・時間のなかで食べることより、好きな種類を頼んでじっくりと食べたい人が多いようです。また、『肉を焼いてもらいたいか』では『自分の分は自分で焼きたい』が全体で60.4%と最も高く、性年代別では、全体的に男性のほうが割合は高いものの、男女どの年代でも「自分で焼く」が高い結果でした。男女とも40代以上が高く、特に男性では50代、60代、女性では60代が7割を超え、いわゆる〝働き盛り〟世代がボリュームゾーンでした。一方、『同席者に焼いてもらう』は男女で大きな差があり、全年代で女性のほうが高く特に20代が36.1%と最も高く、男性20代(16.7%)の倍以上となったのは興味深い」とコメントしている。