
クラフトビールの製造・販売や飲食店運営などを手掛けるFar Yeast Brewing(山梨・小菅村、山田司朗社長)は9月4日、創立13周年を記念して同社初のオリジナルブランドビール〈馨和 KAGUA〉を自社醸造した〈KAGUA Blanc/Rouge 特別日本醸造〉 (350ml缶/750ml瓶)を数量限定で発売した。
同社は2011年9月7日に日本クラフトビールとして創立し、翌年3月にベルギーのブルワリー「De Graal」に委託醸造した初のオリジナルブランドビール〈馨和 KAGUA〉を発売した。その後、社名変更や自社工場の源流醸造所立ち上げなどを経て現在に至る。
13周年を迎えるにあたり、初心に立ち返るために同社初のオリジナルビール〈馨和 KAGUA〉の自社醸造に挑戦。レシピはオリジナルの〈KAGUA Blanc/Rouge〉を忠実に再現し、〈KAGUA〉の特徴である高知県産ゆずと和歌山県産ぶどう山椒を贅沢に使用。一方、仕込み水やその他の原材料、製造設備、工程はベルギーの「De Graal」とは異なり、フルーティなアロマが豊かな自社醸造ならではの味わいに仕上げた。
また、同製品には源流醸造所の立ち上げ以来こだわってきた容器内二次発酵製法も採用した。同製法は、酸化によるビールの劣化リスクを大幅に抑え、長期間にわたる品質保持と熟成による味わいの変化を楽しめるベルギーの伝統的な造り方。そのため、ベルジャンスタイルビールである〈KAGUA Blanc/Rouge 特別日本醸造〉は、同社のビールの中でも二次発酵による熟成を存分に楽しめる商品になっているという。
〈KAGUA Blanc 特別日本醸造〉は、ベルジャンスタイル・ストロング・ブロンドエールでアルコール分は7.5%、IBU(苦み)は20。〈KAGUA Rouge 特別日本醸造〉は、ベルジャンスタイル・ストロング・ダークエールでアルコール分は9.0%、IBUは35。オープン価格。