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新会社設立!植物性たんぱく質由来の液卵〈ミラクルエッグ〉を世界へ【DAIZ】

2023年12月19日 8:51 am

 植物肉原料〈ミラクルミート〉を開発・製造するフードテックのDAIZ(熊本・南熊本、井出剛社長)は12月18日開催の取締役会において、事業領域の拡大と高度化・複雑化する経営課題に対して迅速・的確に対応していくため、植物性たんぱく質由来の液卵〈ミラクルエッグ〉などの販路拡大と海外企業とのアライアンスを推進する新会社「DAIZエンジニアリング」の設立を決定した。資本金は1億円。

 2024年1月16日付で取締役CTO 研究開発部長の落合孝次(おちあい・こうじ)氏が同日設立の「DAIZエンジニアリング」の代表取締役社長を兼任することで、経営の迅速化と同時に経営体制・経営基盤の一層の強化と持続的な企業価値の向上を目指していく。

 また、経営体制の変更(代表取締役の増員)も行う。24年1月1日付で代表取締役社長CEOの井出剛氏が代表取締役会長CEOに、取締役COO 生産管理部長の河野淳子(かわの・じゅんこ)氏が代表取締役社長COOに就任。新たに会長職を置き、社長との代表取締役2名体制とする。

 井出剛代表取締役社長CEOは、「19年12月に植物肉へ経営の重心を移して事業を本格化させてから、早くも4年が経過した。その間、多くの企業から出資を受け、取引先も増え、業容も拡大してきた。1年後には国内最大級の〈ミラクルミート〉新工場の完成も控えている」とした上で、

 「日本発フードテックのフロントランナーとして新たな経営環境に即応していくため、当社はは集団指導体制へと移行する。また、DAIZグループが技術立社として欧米・アジア地域の大手食品企業と連携して海外市場の成長を取り込むとともに、〈ミラクルエッグ〉などの新商品の開発から発売まで最速で進めていくために、技術専門の会社も設立することにした」と経緯を説明した。