10月1日から酒税改正により清酒が10円減税になることから、それに合わせて日本酒メーカー各社は価格改定を進めている。各社とも減税分と同額を値上げすることで実質据え置き価格にするものと、原材料や各種コスト上昇により減税分以上の実質値上げを迫られたものとがある。
月桂冠は、日本酒・リキュール・輸入酒類の約150品目を値上げし、そのうち実質値上げは53品目となる。値上げ幅は日本酒が最大5%、その他が同10%。
日本盛は、日本酒約120品目とリキュール1品目を値上げし、リキュールを含む約50品目が実質値上げとなる。値上げ幅は2~10%。
菊正宗酒造は、1.8L瓶詰商品・瓶カップ商品・特定瓶商品・樽詰商品の約40品目を約1~3%値上げし、その他の52品目は実質据え置きとなる。なお、市販向けの紙カップ商品(リキュール商品を除く)とブリックパック商品は0.5~1%値下げとなる。