化学品事業などを手掛けるADEKAは4月1日、食品事業「RISU BRAND」にて、プラントベースフード(PBF)の新ブランド「デリプランツ(Deli-PLANTS)」 シリーズを業務用市場に展開する。 第1弾として〈デリプランツ オーツコンク〉、〈同 チーズ〉、〈同 ホイップ〉、〈同 マーガリン〉の4品を順次販売する。
「デリプランツ」 シリーズは、独自の風味調整技術により、自然な乳感やコクのある風味を実現。原料として一部使用されるパーム油は、持続可能なパーム油の生産・利用を目指す国際的な認証制度であるRSPO認証パーム油を用いるなど、原料面のサスティナビリティにも配慮している。
〈オーツコンク〉は、厳選したアイルランド産オーツ麦のうまみを凝縮した高濃度オーツミルク。 通常のオーツミルクの3倍(同社比)濃いため、 惣菜や冷凍食品、アイスなど、オーツミルクのおいしさを活かしたPBFメニューにも最適だという。
〈チーズ〉はクリームチーズの風味・食感を再現したプラントベースのチーズクリーム。加熱・冷凍しても品質が変化しにくいため、さまざまなアレンジが可能となる。
〈ホイップ〉は、オーツ麦の風味を活かしたコクのある風味と自然な乳風味を兼ね備えたプラントベースのホイップクリーム。
〈マーガリン〉は自然な乳風味やコクもあるマーガリンで、生地に練り込んだり、クリームやスプレッドタイプにしたりなど、さまざまなPBFの調理シーンでメニューの幅を拡げる。
2022年度期中に、「デリプランツ」シリーズ第2弾製品の発売を計画しているという。また、レシピ開発やトータルソリューションの提案を通じて「おいしいPBF」という新価値を創出していき、海外市場での展開も視野に入れる。