サブスクリプションサービスは収益の安定化を図れるだけでなく、コロナ禍で店を開けることができない時でもファンがチケットを購入することで応援できる仕組みとしても活用でき、通うほど得する仕組みなので固定ファン獲得にも役立つとして導入する店舗がじわりと広がりを見せている。
それらのニーズを踏まえて、さまざまな飲食店のバックグラウンド業務をパッケージ化して支援する〈GATE〉を提供するイデア･レコード（東京・新宿、柏田康雄社長）は、新たにサブスクリプションサービスを簡単に導入できる〈ワクワクサブスクつくるくん〉を〈GATE〉のサービスパッケージに加えた。
△サンプル画面
〈ワクワクサブスクつくるくん〉は大手から個店まで幅広く利用できるように設計。管理画面から利用期間や会費などの条件を選んで設定するだけで定期券や回数券に加え、初回のみや利用回数、期間などに応じて割引額を設定するなどの各種クーポンを会員のスマートフォンに配信できる。即日発行も可能なので、その日の天気やイベント、トレンドにあわせたクーポンを配信するなど臨機応変に活用することで収益向上を図れるという。10月からは一休が運営する「居酒屋一休」全店舗での導入が始まっている。
基本料金は月額7000円（決済サービス利用料５％）で、各種の定期・回数券、クーポンの発行のほか、会員データを分析して属性や来店の期間が空いたユーザーなどセグメント別のお知らせ配信やクーポン発行にも対応。それぞれのユーザーにフィットしたマーケティングに役立てられる。
管理機能では、会員数や解約数・解約率、利用履歴をリアルタイムで確認でき、ウェブ予約・予約台帳・顧客台帳の機能も搭載。〈GATE〉のほかのパッケージサービスと連携することでリピーター化促進やモバイルオーダー、POSなどと連携した一気通貫型サービスになるという。
