お店で出していたドレッシングや調味料がおいしい!と評判になり、PB商品として市販化するケースは多い。
「 1ポンドのステーキハンバーグ TAKERU」(運営会社:kookoo&co/大阪・上新庄、久米章夫社長)でも、ステーキなどにつける〈タケルスパイス 万能旨塩〉1本670円や〈タケルのにんにく旨塩〉同670円といった調味料が好評を博し、店頭や「タケル オンラインショップ」で販売中だ。
そのシリーズにこのほど、〈こんそめばたーきっく〉同670円が新たにラインナップした。コンソメの甘味とローストオニオンが香ばしいスパイス調味料で、20種以上のスパイスや香味野菜をブレントし、料理にコクと旨味を与えてくれるという。常温保存で賞味期限は6カ月。
南米メキシコのルチャリブレで活躍していそうな覆面レスラーのイラストと、「こんそめばたーきっく」の文字がなんともユニークだ。
同社常務取締役の尾茂弥定さんによると、「コンソメ系のスパイスを作ろうという話になって、(外食産業新聞社代表の)川端さんが『ポテトチップスのコンソメパンチに対抗して、コンソメキックってどうですか?』と提案してくれたのがヒントになりました」と話す。まさか、当社代表がネーミングに一枚かんでいたとは……。
7月に販売開始したところ売上は好調で、すでに次の発注をしている最中だという。また、「わっきーTV」を配信しているユーチューバーのわっきーさんが実食した際には、「コンソメの旨味とバターのコクがうまい。〈タケルスパイス〉と〈にんにく旨塩〉をいい感じに足して、さらにバターのコクを加えたイメージ」と好評だった。
昨今のコロナ禍により、お店の料理をレトルトにしたり食材をセットにしたりして通販する企業も多いが、常温保存可能で日持ちする自家製調味料を開発するのも、売上の複利化としてはいいのかもしれない。