未分類

店名やメッセージプリントできるオリジナル紙ストロー100本単位で販売【ホクビ】

2021年7月1日 12:23 pm

 6月4日に「プラスチック資源循環促進法」が成立し、2022年度から使い捨てプラスチックストローを無償で提供している飲食店などに対して、プラスチックストローの有料化や代替素材への切り替えが義務付けらることが決まった。一部の大手以外の多くの飲食店では、価格や発注本数、品質が障壁となり、切り替えはまだあまり進んでいないという。

 PBやOEM商品の製造・販売、特殊印刷事業を手掛けるホクビ(石川・野々市、金本清嗣社長)は7月1日、高品質紙ストローの本体または個包装袋にショップ名やメッセージなどをプリントできる「小ロット対応・オリジナル紙ストローオンライン作成サービス」を開始した。

 これまで紙ストローは万単位での発注が必要となり、個包装袋へのプリントは小ロット生産が難しいとされてきた。同社は紙ストローを導入しやすい環境を整えることが海洋プラスチックごみ問題解決への一助になると考え、同社が保有する特殊印刷技術により100本から注文を受け付け、1本あたりの単価も7.7円と業界最安値(同社調べ)を実現した。

 同社が開発した紙ストロー「Choose(チューズ)」は、​医療現場で使われている化学物質で漂白していないクラフト紙を採用。食品由来の食用糊を使用し、1本1本に特殊加工と滅菌処理を施すことで食品衛生法の検査をすべてクリア。耐久性も高く、へたりにくいという特徴がある。また、独自の印刷技術でプリントしてあるため飲料にインクが溶け出す心配もない。印刷は、ストロー本体または個包装袋の1カ所(3.5mm×45mm)で、色は4色から1色選ぶ。

 カフェや飲食店が購入しやすいようにECサイト(https://hokubi-shop.com/)で100本単位で販売する。