
一般社団法人日本回転寿司協会(田村清記会長)は5月29日10時から、第10回「全日本回転寿司《MVP》選手権」を東京・四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87)で開催する。今大会から協会会員以外の一般観覧者も本格的に募集し、より多くの人が寿司職人の高い技術と知識、接客に触れられるようにした。
同選手権は、腕利きの回転寿司職人が、「仕込の技術」「握りの技術」「お客様応対の技術」を競い合う大会で、技術部門(切付け、握り、巻物のスピード及び綺麗さ・寿司のグラム数計測)と演出部門(お客様の前での接客や商品知識審査)の予選と、技術部門(切付け、握り、巻物のスピード及び綺麗さ・寿司のグラム数計測・飾り切りなどの綺麗さ)と演出部門(商品知識審査及びトラブル対応・接客全体の審査)の決勝を実施しMVPを決定する。
また今回初めて、歴代のMVPからグランプリを決める「グランドチャンピオンシップ」と、2回目となる外国人の寿司職人を対象とした「インターナショナルエキシビジョンマッチ」も開催する。この3つの競技には計15社25人の職人が参加し、漫画「将太の寿司」著者の寺沢大介さんら計7人が審査員を務める。
●動画● 昨年のインターナショナルエキシビジョンマッチの模様
かなりレベルが高く、外国人の職人が日本人に混ざって高度な戦いを繰り広げる日もそう遠くはなさそうだ。
観覧は無料で、専用フォーム(https://forms.gle/bz2XEGupFUkwczX69)から申し込みを受け付けている(定員に達した時点で締め切り)。
今大会の出場者は以下の通り(敬称略)。
【MVP選手権】
岩手県:すし清次郎・黒沢 司
石川県:金沢まいもん寿司・伊地知 克仁
群馬県:群馬を握る鮪問屋いちもん・齋藤 和明
東京都:まぐろ問屋三浦三崎港・小田 勲
東京都:回転寿司 みさき・瀬田 楓
埼玉県:がってん寿司・安藤 久
神奈川県:独楽寿司 まさのすけ本店・国谷 廣成
愛知県:超グルメ回転すし 武蔵丸・富尾 佳史
岐阜県:活魚回転寿司 魚鮮・中島 魁斗
大阪府:回転江戸前すし とれとれ屋・吉田 和矢
兵庫県:廻鮮寿し 丸徳・高橋 いつき
岡山県:活魚廻転寿司いわ栄・濵田 優介
福岡県:廻転寿司 平四郎・松岡 将吾
【インターナショナルエキシビジョンマッチ】
スリランカ:独楽寿司・ドゥシャーン マーリンダ
インドネシア:廻転寿司平四郎・ナウファル ムハッマド フィルダウス
ベトナム:田清魚店・チャン ヴァン クアン
ベトナム:廻鮮寿し丸徳・リュウ ティ ハン
フィリピン:超グルメ回転寿司武蔵丸・リチャード ダグイト
インドネシア:群馬を握る鮪問屋いちもん・サトリア インドラ チャーヤ
インドネシア:瀬戸内回転寿司 旬や・ジョエンス リファエル デテーノ
【グランドチャンピオンシップ】
埼玉県:がってん寿司・栁澤 竜夫=第1回(2014年)大会優勝
埼玉県:がってんカルビ・田口 晃秀=第2回(2015年)大会優勝
岐阜県:活き魚回転寿司魚鮮・樺島 貴紘=第3回(2016年)大会優勝
石川県:金沢まいもん寿司・内添 浩=第7回(2022年)大会優勝
秋田県:太助寿司・永田 昇=第9回(2024年)大会優勝