千葉県の熊谷俊人知事は5月20日の会見で「飲食店感染防止対策認証モデル事業」を始めることを発表した。
千葉市内のイートイン型飲食店の中から高いレベルで感染防止対策をしている100店程度をモデル店に選出。店舗のさまざまな違いによる効果や影響などを検証した後、国と調整した上でインセンティブ付制度として県内全域に広げる意向を示した。5月27日から申請を受け付ける。
今回の認証制度は、他県の制度を参考に国が4月に通知した内容よりも厳しい基準を採用。具体的には、建物の規模に関わらず「CO2濃度1000ppm以下」を必須項目とし、「換気の詳細の図示と共用エリアの人数制限の算出」、「利用者の氏名・連絡先の記録(代表者のみ)を求め、最低2週間保管する」「マスク着用を入店時に必ず、従業員が来店者に要請する」などの4つの選択項目から3項目以上を必須とした。
熊谷知事は「今後も時短営業を要請する局面が出てくる。認証店には要請内容を緩和するなどインセンティブを与えることで、感染防止をより徹底できる」と今後の見通しを示した。当面は安全な空間で飲食したい人の参考になる効果を期待できるとして、県のホームページ上で認証店にお墨付きを与える。
■詳細は下記リンクの千葉県ホームページを参照
https://www.pref.chiba.lg.jp/keishi/inshoku-taisaku/inshoku-ninsho-model.html
■認証の基準(PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/keishi/inshoku-taisaku/documents/ninshokijun.pdf