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2021年4月1日から商品の「総額表示」が義務化──どう表記するのがベスト?

2021年3月15日 12:06 pm

 メニューの価格表示を「税別」にしている飲食店もまだ多いのではないだろうか。しかし、2021年4月1日から商品の「総額表示」(消費税額を含めた価格表示)、つまり税込価格の表示が義務化される。

「総額表示」とは、消費者に商品の販売やサービスの提供を行う課税事業者が、値札やチラシなどにおいて、あらかじめその取引価格を表示する際に、地方消費税額を含む消費税額を含めた価格を表示することをいう。

 総額表示義務については、2013年10月1日から、税込価格だと誤認されないための施策を講じていれば、税込価格を表示しなくてもよいとしていた特例措置が取られていたが、それがいよいよ2021年3月31日で終了するのだ。

■ 税別980円/税込1078円の商品を例にすると……

◎正しい表示例
・1078円
・1078円(税込)
・1078円(うち消費税98円)
・1078円(税抜価格980円)
・1078円(税抜価格980円、消費税98円)
・980円(税込1078円)

 お客さんに安く見せたいのであれば、一番下の「980円(税込1078円)」がお勧め。

 総額表示の目的は、消費税込みの価格をひと目でわかるようにすることなので、税込価格が明瞭に表示されていれば、消費税額や税抜き価格を併せて表示することも可能なのだ。

NGな表示例
✖980円(税抜)
✖980円(本体価格)
✖980円+税

■イートイン・テイクアウトの価格を同一にするのも手

 また、イートイン・テイクアウトいずれも税込同一価格に一本化する方法もある。

 モスフードサービスは4月1日、総額表示義務化に際し、「モスバーガー」で「本体価格+税」だった価格表記を、税込価格表記に切り替える。

 これは、1円単位の支払いをなくす形でイートイン・テイクアウトとも税込同一価格にするもの。テイクアウト販売増による包材費負担増も背景にある。同時に利用客の利便性向上のために、主力商品では2015年5月以来の価格改定も実施する。

 主力商品では〈モスバーガー〉が現在の税別343円の場合、税込価格はイートイン377円、テイクアウト370円。

 それを4月1日以降は同一価格で税込390円と、イートインでは従来比13円、テイクアウトで20円を値上げする。

 一方、〈ハンバーガー〉は現在の税別204円(イートイン224円・テイクアウト220円)から税込220円と、イートインは4円値下げでテイクアウトは据え置く。

 メインに追加するセットメニューもテイクアウトは据え置きとし、〈ポテトS・ドリンクセット〉は410円と、イートインは8円値下げ。価格改定で、売上の2%程度の押し上げ効果を見込んでいる。

 飲食店からは「テイクアウトは資材がかかっているのに、イートインよりも高くできない」との声も少なくない。

 容器代などを直接転嫁できればそれに越したことはないが、テイクアウト比率の高い店ならば、モスバーガーのように、全体の価格設定を見直すなかで価格を一本化にするのも、1つの手段かもしれない。

■4月1日までにチェック!

 総額表示に向けて以下の項目を確認し、980円(税込1078円)のような表示に変えていこう。

☐メニュー(手元用、壁貼り)
☐卓上POP・ポスター
☐サンプルに付けた値札
☐チラシ・広告
☐ホームページ
☐DM・メールマガジン

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