がんばろう外食!(支援等)事例紹介特集

時短営業下の工夫!ラストオーダー時にある一言を添えるだけで売上upに繋がる!?(PR)

2021年1月13日 8:41 am

 新型コロナウイルスの感染拡大第3波が日本全体を襲い、1月12日時点で首都圏1都3県に緊急事態宣言が再発令。多くの飲食店は20時閉店の営業短縮を要請された。

 かき入れ時の忘新年会がほぼなくなった上に、この措置は非常につらい。飲食店のみならず、業務用メーカー、卸、農水産業など、外食業界全体に逆風が吹き荒れている。

 そんななか、埼玉県所沢市で飲食店「焼肉ニューニクロザワ」と「oyster bar UOICHI」の2店舗を経営する中川悟さんが、自身のTwitterでこんなアイデアを提案した(以下、全てのツイートに関してご本人の承諾を得ています)。

 『飲食の現場の方、ラストオーダーいただくとき、「なんでもお持ち帰りできますのでご自宅で二次会どうですか?」と一言添えてください。20時終了が残念なのは店側だけじゃないです。飲み足りない、どこもやってない、買い物寄るのもめんどくさい。喜んでもらえて確実に売上上がります。』

 1月10日午後8時過ぎに投稿されたこの内容は、12日15時時点で1.1万件のリツイート、2.9万件のいいねがつくほどのバズツイートとなった。

 これだけバズった理由としては、飲食店経営者だけでなく、多くのお客さんが共感したというのも大きいだろう。

 ストロング姐さん.exeさんも、中川さんのツイートに対し、
本当に本当にそうなんです…!! 出勤しないとできない仕事かつ職場から自宅が遠いので定時に帰っても自宅最寄りに着くのが19:30頃になるんです… 「なんでもお持ち帰りできますよ」 この一言はすごく嬉しいです!!!!!』
と、
お客さんの立場から共感と賛同のリプライを寄せている。

 すでにテイクアウトの営業許可を得ている店舗なら、上のようなひと言を添えるだけで「持ち帰りたいけど、迷惑かな……」と迷っているお客さんには喜ばれるし、店舗の売上にもつながる。

 ラストオーダー後にテイクアウト対応できる体制が整っているなら、声掛けして損はないだろう。

 もちろん、お店の状況によっては持ち帰り品が限られる場合もあるだろうから、メニュー表のテイクアウトOKな商品に印をつけるといった工夫をすると親切だ。

 また、店頭に「〇時までテイクアウト対応しています!気軽にお声がけください!」といった大きなポスターを貼るのも手だ。

 店内飲食の営業終了後にテイクアウト対応営業が可能かどうかについては、各自治体により異なるので、事前に確認しておこう。

 ただ注意してほしいのは、テイクアウトを始める際は、所轄の保健所への届出が必要なため、まだ許可を得ていない店舗ではすぐにはできないので気をつけよう。

 「テイクアウトをやっていないけれど、これを機に始めてみようかな」と思う店舗は、必ず施設の所在地を所管する保健所に確認の上、実施しよう。

 また、許可の内容は各地域の保健所により線引きが異なる。「A市でOKだったからB市のお店でもOKだろう」というわけにはいかない。施設の所在地の管轄保健所ごとに確認が必要だ。

 中川さんも、「飲食店の皆さんは、何か思い付いたら必ず管轄の保健所に連絡して、様々なケースを想定して質問してみてください。 都道府県によってルールが違いますので。保健所の方は丁寧に対応してくれますよ!」と呼びかけている。

 なお、本紙「日本外食新聞」でも、2020年4月25日号では「テイクアウト初心者 ここに注意!!」といった特集を組み、テイクアウト時に必要な許可や、気をつけるべき衛生管理、始めるにあたってのQ&Aを掲載した。

 5月15日号では、店内飲食とは異なるテイクアウトのオペレーションや接客、心構えについてを「サービスのチカラ」著者の遠山啓之氏に解説してもらっている。

 以下のリンク先からPDFファイルで無料ダウンロードできるので、テイクアウトを始めたい飲食店経営者にはぜひ読んでほしい。

【4/25号《日本外食新聞》コロナ騒動・飲食店応援企画記事無料ダウンロード】

【5/15号《日本外食新聞》コロナ騒動・飲食店応援企画記事無料ダウンロード】

関連リンク:
《日本外食新聞》無料ダウンロード