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過半数が「オンラインより飲食店での飲み会が満足」と回答!!【日本政策金融公庫調べ】

2020年12月18日 8:40 am

 日本政策金融公庫が2020年10月6~8日、新型コロナウイルス感染症が拡大する2020 年1月以前、月に1回以上外食をしていた、全国の20~69歳の男女2000人(男性1000人、女性1000人)に、飲食店が行うテイクアウト・デリバリーに関する調査を行った。

 なお、この調査における「テイクアウト」、「デリバリーサービス」は、飲食店が行うものに限定しており、テイクアウト、デリバリーサービスを専門に行う店舗(弁当店、宅配ピザなど)のサービスは含めずに回答してもらっているものだ。

・テイクアウトは8割が利用経験あり、うち6割が月1回以上利用

 「飲食店のテイクアウトを利用したことはあるか」については、78.3%が「利用したことがある」と回答。男女ともに20~40代の「利用したことがある」は8割以上を占めた。

 性年代別では女性20代の89.9%、女性30代の89.4%で「ある」との割合が特に高く、全体を10ポイント以上上回った。地域別、男女別(性別)では、大きな差異は見られなかった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 テイクアウトの利用頻度については、「週に1回以上」が16.9%、「月に2~3回程度」が17.5%、「月に1回程度」が23.8%で、合計すると「月に1回以上」が58.2%だった。

 男性において、「週に1回以上」の割合(20.0%)が、女性(13.6%)に比べて6.4ポイント高かった。地域別では、都市において「週に1回以上」との割合(20.1%)が地方(15.2%)に比べて4.9ポイント高かった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 コロナ収束後、テイクアウトを利用する頻度はどうなると思うかについては、「増えると思う」が24.0%。「変わらないと思う」59.7%、「減ると思う」12.4%で、「利用しなくなると思う」は3.9%にとどまった。

 男女ともに20・30代において、「増えると思う」が約3割と、ほかの世代に比べて高かった。「利用しなくなると思う」は、地域別、男女別(性別)、性年代別のいずれにおいても10%未満と低かった。

・デリバリーは6割が利用経験あり、うち4割が月1回以上利用

 飲食店のデリバリーサービスについては、「利用したことがある」が60.5%だった。男女ともに20・30代において、「利用したことがある」が、ほかの世代に比べて高かった。

 地域別では、都市(66.0%)において「利用したことがある」が、地方(57.6%)に比べて8.4 ポイント高くなった。性別での差はなかった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 デリバリーサービスの利用頻度について、「週に1 回以上」が12.0%、「月に2、3回程度」が8.8%、「月に1 回程度」が20.0%。合計した「月に1回以上」が約4割となった。

 「週に1回以上」は、男性(16.3%)のほうが女性(7.4%)に比べて8.9 ポイント高かった。地域別では、都市部(15.5%)のほうが「週に1回以上」が地方(9.9%)に比べて 5.6 ポイント高く、性年代別では、男性の20代と40代において「週に1回以上」が2割以上となった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 コロナ収束後、デリバリーサービスを利用する頻度はどうなるかについては、「増えると思う」が23.0%。「変わらないと思う」が60.7%となり、「減ると思う」が13.1%、「利用しなくなると思う」は3.2%だった。

 男女ともに20代において、「増えると思う」が約3割と、ほかの世代に比べて高かった。「利用しなくなると思う」は、地域別、男女別(性別)、性年代別のいずれにおいても10%未満と低かった。

・デリバリーは”お得感”重視! 利用しない理由は「飲食店で食べる方がよいいから」

 飲食店のデリバリーサービスについて、それぞれどの程度重視するか(複数回答)では、「配達料が無料」74.2%と最も高く、次いで「価格が安い」68.3%、「クーポン・キャンぺーンでお得に利用できる」6832%など、“お得感”を重視する回答が多かった。

 女性においては、お得感に加えて「お店の口コミ」や「注文サイト上の商品写真」を重視する回答割合が、男性に比べて20ポイント以上高かった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 飲食店のデリバリーサービスを利用しない理由は、「飲食店で食べる方がよいから」が36.5%と最も多く、次いで「高いから」34.9%、「料理が冷めてしまうから」24.3%と続いた。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

・オンラインもいいけれど…やっぱり飲食店で飲みたい人が過半数

 オンライン飲み会を開催、もしくは参加したことがあるかの問いでは、「開催・参加したことがある」が21.3%と、2割にとどまった。

男女ともに20代では、「開催・参加したことがある」が約半数に上った。地域別では、都市(29.4%)において、「開催・参加したことがある」が、地方(17.1%)に比べて 12.3ポイント高かった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 オンライン飲み会と飲食店での飲み会と比べた満足度について、「飲食店での飲み会の方が満足」が56.9%と、過半数を占めた。「オンライン飲み会の方が満足」は16.0%だった。
 「どちらとも言えない」が27.1%と3割近いのは、オンラインとリアルそれぞれの長所があるからかもしれない。

 性年代別では、女性20代の61.9%、女性30代の58.9%、女性40代の59.9%が「飲食店での飲み会の方が満足」と思う割合が、同世代の男性に比べて高かった。

 地域別では、都市において「飲食店での飲み会の方が満足」が62.2%と、地方の52.1%に比べて 10.1ポイント高かった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 オンライン飲み会の未経験者に、今後、飲食店での飲み会の代わりにオンライン飲み会を開催・参加してみたいと思うかでは「開催・参加したくない」が70.6%と7割を占め、「開催・参加してみたい」は6.8%にとどまった。

 「開催・参加してみたい」は、男性20代が13.6%、女性20代が25.5%と、男女ともに20代がほかの世代に比べて高かった。

日本政策金融公庫の調査結果より引用

 以上の調査から、飲食店のテイクアウトやデリバリーサービスを月に1回以上利用している人は6割以上と、新しい生活様式に定着しつつあるようだ。

 また、オンライン飲み会よりも飲食店での飲み会の方が満足という人が6割近くいるのはありがたい。オンライン飲み会用のテイクアウトやデリバリーメニューを提供する飲食店も増えているが、おいしい料理が実店舗への関心につながり、「オンラインも楽でいいけど、やっぱりお店で楽しみたいね」と、来店してもらうチャンスになるかもしれない。

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