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Go To Eat キャンペーン、74%が「利用済み」60代以上は「週4~5回利用」が21%【ROI調べ】

2020年11月24日 3:51 pm

 10月1日に「Go To Eat キャンペーン」が開始し、2カ月が経過した。同キャンペーンの予算上限である616億円に達したため、各飲食店オンライン予約サイトでは、同キャンペーンを利用した予約受付を締め切った。

 この2カ月で、同キャンペーンに対する利用率や意識はどう変化しただろうか。ミステリーショッパーサービス「ファンくる」を運営するROIは、20~60代の「ファンくる」会員に対し、Go Toキャンペーンの一環である【Go To Eatキャンペーンについての意識調査】(有効回答数855人/男性260人、女性595人)を、10月16日に引き続き、11月13日に実施した。

 「Go To Eatキャンペーン」を利用したかの問いには、全体の74%の人が「利用済み」だった。年代別でも差はほぼなかった。

「Go To Eat」を利用したか<今回のデータ>

 同様の調査をした10月16日の結果では、Go To Eat キャンペーンを「利用済み」と答えたのは全体の43%。年代別では20代の53%に対し50代は38%、60代以上は26%と、大きな差が見られた。この1カ月で、50~60代が一気に追い上げた

「Go To Eat」を利用したか<10月16日のデータ>

 上記設問で「Go To Eat キャンペーンを利用した」と回答した人へ、週に何回利用したか聞いたところ、「週1利用」は全体の31%、「週2~3回利用」が26%。年代別では、60代以上の「週4~5回利用」が21%にも上った。

「週に何回利用したか」<今回のデータ>

 10月16日の調査では、60代以上は「週1~3回」が各9%、「週4~7回」が各4%で計26%の一方、「これから利用予定・利用していない」が74%に及んでいたことを考慮すると、約1カ月で相当数の60代以上が、Go To Eat キャンペーンを積極的に利用したことが伺える。

「週に何回利用したか」<10月16日のデータ>

 オンラインでの飲食予約と食事券のどちらを利用(予定)したかについては、「オンラインでの予約と食事券の併用」が、前回の4%から12%と増加。年代別ではいずれも同様の増加傾向が見られた。

「オンラインでの飲食予約と食事券のどちらを利用(予定)したか」<今回のデータ>

「オンラインでの飲食予約と食事券のどちらを利用(予定)したか」<10月16日のデータ>

 「Go To Eatキャンペーン」でお得感を感じるかの問いについては、全体の83%が感じると回答。年代別では50代が唯一78%となる中、他の年代は軒並み83~86%の高水準となった。

「Go To Eatキャンペーンでお得感を感じるか」<今回のデータ>

 全国的なGo To Eat キャンペーンにおいて、オンライン予約は終了したものの、アナログ食事券を購入した人も多いだろう。東京をはじめとした各自治体独自のGo To Eat キャンペーンも次々に開始している。同キャンペーンを利用しようと考える人は、今後も増えそうだ。

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